Gallery 前田

Gallery 前田は水彩画のホームページです。しかし、自宅では油彩、教室ではガッシュやパステルにも挑戦しています。

管理者 前田和男

2017年

石膏像とトランペット 

久しぶりに大作(特別創作教室で描く20号程度のもの)を描いた。対象物は何度も描いているが、描く方向が都度異なるので、新鮮さがあるし、いつ描いても難しい。

石膏像は、デッサンの基礎材料であるが、いつ描いても難しい。先生は、陰影をいかに表現するか、構成する部分の形の特徴をつかめとおっしゃる。

楽器はトランペットであるが、金色に光る部分と陰になる部分の表現を描くことになる。

補助役として太鼓、クラリネット、バナナ、もも、メロンが用意されているが全てを描くのでなく適当にトリミングしてある。あくまでも引き立て役であるから。

石膏像とトランペット ファブリアーノ紙 55cm X 75cm(P20号)    2017/05/31

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昭和初期の建物を描く

25日(木)に予定していたスケッチ会が雨で26日(金)に延期されたが、結局この日も雨でスケッチ会がキャンセルとなった。

27日(土)は晴天であり、今週は、絵を描く気であったので、一人で2時間かけてスケッチに行った。行先は、小金井にある「江戸東京たてもの園」内の建物である。ここには、江戸の農家の建物から洋館まで、寄贈された建物が沢山あり、建物を描くならここに来れば、好きな建物が描ける。

私は、今では、滅多に描けない昭和初期の建物が集まった一角で描くことにした。対象は、昭和初期に流行った建物の前面を銅板で覆った看板建築の特徴をもった洋風建築である。隣に同時期の木造3階建ての商店がある場所を対比的に選んだ。

なぜ、この建物に注目したかは、銅が錆びた緑錆の色をどう出せるか試したかったからである。色的には、満足とはいかないが、遠路スケッチに来たのが報われたと思っている。どこかのグループの女性2名の先客がいたが、私は建物だけでなく、樹木を入れたかったので彼女たちの後ろに場所をとった。

家に持ち帰り、眺めるともう一つメリハリがない。先生が、最後に指導する明暗を見直し補筆した。

昭和初期の商店 ファブリアーノ紙  P6号 2017/05/30補筆

昭和初期の商店 ファブリアーノ紙  P6号 2017/05/27

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鎌倉八幡宮、太鼓橋と桜

4月に鎌倉八幡宮に写生に行ったとき、現場では、お宮と桜を中心に描いたが、もう一か所、太鼓橋と桜を中心に描くか迷った。写真に撮っていたのを、この一か月ちょびちょび20分位描いては、中断して、また再開という程度に遅々として進まなかったが漸く完成させた。今回は、その過程を写真に撮っていたので記録に残すことにした。

鎌倉八幡宮、太鼓橋と桜 ファブリアーノ紙 P6号  2017/05/11

  

下書き          一通り色を塗った

  

少し陰影を強化する    マスキングを剥がす

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鎌倉八幡宮で桜を描く

先週から、雨模様の天気が続き、本日のスケッチ会を心配していたが、好天気となった。桜は週末が満開のようであったが、まだまだ、絵を描くには十分なほど満開に近かった。

スケッチ会のメンバーは横浜教室のメンバーばかりで吉祥寺教室は私だけであった。かく言う私も浦安からなので2時間の小旅行であった。

画用紙はP8号サイズを持参した。教室で習って製作したデスケルを持参して構図を決めた。しかし、枯れ枝と桜を描きたかったが出来上がった構図をみると空の面積が大きくとり過ぎていたことが判った。結局、先生のトリミングしたら良いとの助言を得てP6号位に縮小した。

鎌倉八幡宮 ファブリアーノ紙P8号をトリミングしてP6号程度 2017/04/10

ファブリアーノ紙P8号サイズ

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主役は庭園、脇役は建物

昨日は、先々週に続いて、「写真から構図を創る」の延長であった。ただ、私は、先週の絵は教室でほぼ完成し、自宅で手直しを済ませてあったので、昨日は先週に学習教科として頂いた写真の左半分を、即ち「主役は庭園、脇役は建物」として描いた。他の仲間は、先週の続きを描いており、先生の指導を受けていた。

昨日の構図も、先生が先週指導して下さった対角線で構図を創るを思い出して描いた。写真の黒マジックで対角線を描くと建物の屋根からの対角線と庭園の流れを描くことが出来た。

主役は庭園、脇役は建物  ワトソン紙F6号  2017/03/22

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写真から構図を創る

寒かった1月、2月は教室を休んでいたが、3月に入り暖かくなったので今年初めて昨日教室に通った。今回は、先生から写真を提供され、構図の作り方を教わった。

写真は、私が昨年に「一枚の絵」雑誌取材を受けた時にスケッチした旧英国大使館である。下の写真をそのまま描くのでなく①トリミング②主役、脇役③省略④追加で構図の作り方の他に⑤対角線上に焦点を配置することを学んだ。

即ち、椰子の木のトップから屋根のコーナー、樹木のサポートへの直線、次いで右の樹木のトップから建物を囲む樹木、薔薇の花(これは私が故意に対角線に移動)への直線が先生の指導の構図作成であった。

もちろん、主役は建物、脇役は周囲の庭園である。

旧英国大使館(横浜) VIFART紙  F6号  2017/03/08

 

 

 

 

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もう一方の西洋人形と静物

人物や人形の顔を描く場合、正面、左顔、右顔とどちらに座るかがいつも悩ましくなる。他の仲間たちも同じようで、正面は避けるようである。私も同じである。私は、大概、左顔を描く位置に良く座る。しかし、今回の西洋人形と静物は敢えて、今までとは反対に右顔を描くことにした。一通り完成して帰り際の4時ごろ、仲間たちの絵を見せて頂いた。そして、いつも描く左顔の位置に来て、右顔の時の引き立て役はピエロであったが、左顔の時は石膏像であった。

この構図も描きたくなって、写真を撮って帰った。冬の寒い間は外出を控え、1月と2月は教室を休んでいるので、写真を見ながら「もう一方の西洋人形と静物」として描いてみた。顔の目元が気になていたが補筆した。原因は目が小さすぎたことだった。

もう一方の西洋人形と静物 ファブリアーノ紙 45cm X 61cm(P12号)   2017/01/28補筆

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