本日のスケッチ会は、川崎市立「日本民家園」にて古民家を描くがテーマであった。私は、合掌造りの古民家を選んだ。昔から飛騨高山で合掌造りの家を描きたいと思っていた。できれば、雪景色の合掌造りをと思っていたが、そんな遠いところまで売れる絵を描くなら別だが、旅費を使って素人がと家族に笑われるのが落ちである。たまたま、今回のスケッチ会が古民家で、事前にWEBで調べたら、合掌造りが沢山あることが判った。
皆さんは、狙った合掌造りを一軒丁寧に描いていたが、私はP6号と幅広い画用紙を持って行ったので、横書きで一軒の合掌造りの正面ともう一つ小回りの横向きの合掌造りの部分を描くことにした。
正面の合掌造りは「岐阜県大野郡白川村長瀬 19世紀前期に建てられた旧山下家住宅」とのことであった。川崎市に移築して小川町で観光料亭として活用していたものを再移築したものとのことである。横向きは「越中五箇山の利賀集落から移築した合掌造りで旧山田家住宅」とのことである。
飛騨の合掌造り ファブリアーノ紙 P6号 2018/04/20
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現役時代の最後の10年近くを東京で暮らしましたが、古民家園という施設があることを知りませんでした。
岐阜県出身なので合掌造りには、特別な親しみを持ち、若いころに白川村に二度行きましたし、五箇山では合掌造りの民宿に泊まったこともあります。
ところで水彩画の作品ですが、筆の動きに淀みがなく一気に仕上げられたように感じます。色調の工夫と合わさって、並置されている毅然と建つ写真とは対照的な清新さと親しみを感じます。