9日の水曜日は、久しぶりに通常コース教室に参加した。対象物の静物は、特になく、写真を見て描くというところである。題材として、ヴェネティアに旅行する人は必ず見学する「ため息の橋」である。私は、何度も訪れた場所であるが、頭の中では「嘆きの橋」として覚え、昔、左側建物の裁判所で判決を受けた犯罪者がこの橋を渡り、右側建物の拘置所に渡る際、自己の犯罪について、嘆き、反省して渡ったと言い伝えられていると旅行書で読んだ記憶がある。
10時ー13時の3時間で6号サイズで描いた。教室で描いた絵は、どうしても写真を見て描いたことが判るような写実過ぎる絵になった。先生は、それでは、面白みがないので、色彩も自由に好みに変えたり、遠近法に捕らわれることも無いのではないかとコメントがあった。
自宅に帰って、2-3日眺め、少し、手を加えて修正した。やはり、建物中心を崩すことが出来なかったが主役の橋は満足となったので筆を止めた。
ため息橋、ヴェネティア ファブリアーノ紙 F6号 2019/10/12
Views: 71