Gallery 前田

Gallery 前田は水彩画のホームページです。しかし、自宅では油彩、教室ではガッシュやパステルにも挑戦しています。

管理者 前田和男

06月

石膏像(軍神マルサ)と静物を描く

1年振りの石膏像である。石膏像は軍神マルサである。ヴィーナス像と共に画家のデッサンによく使われているようである。静物は、果物のマンゴ、ばなな、グレープフルーツである。マンゴを水差し、グラスの上に乗せて脇役のアクセントとなっている。私の方からは石膏像の陰になっているが石膏像を引き立てるアンチークの照明器具が鋳物の黒地が配置されている。先生の素晴らしい構図の構成である。
ただ、本日は、梅雨の雨と重なり、予定者が欠席になったようで5名と寂しかった。また、先生が急用ができ、1時間短縮され午後3時が期限となった。私は9時半に開始し食事もおにぎりをほおばりながら描き5時間の2時半に完成した。
前回のスケッチ場に落としたのか、うかつにも消しゴムを忘れ、隣の女性から半分ちぎって頂き借りることになった。デッサンでは、石膏像の細部にとらわれず、全体の構図を忘れないようにと指導を受け、石膏像の陰影を着け約1時間のデッサンを終えて、彩色に着色に取り掛かった。

いつもは、主役から彩色に取り掛かるが、今回は石膏像は白と陰がポイントなので、背景から描き始めた。ついで、果物の着色を8割がたの濃淡で仕上げてから、石膏像の陰は、背景がエンジ系統なのでエンジに濃紺を混色して陰を着けていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

石膏像(軍神マルサ)と静物  VIFALT紙 F20号  2018/06/20

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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花菖蒲を描く、薬師池、町田市

今日は、横浜関内教室、吉祥寺教室、新宿教室の合同スケッチ会であった。場所は、町田市の薬師池の花菖蒲園であった。私には、浦安から京葉線、有楽町線、千代田線、小田急線と3駅で乗り継ぎ、町田市からバスで20分と合計2時間半の大遠征であった。町田駅ではバス停留所を間違って20分ほどロスした。21番線の停留所に着くと先生といつもの女性と一緒だったのでほっとした。

菖蒲園は棚田になっており、大きく2か所に別れており、それぞれ数個の菖蒲園で区切られている。背景を含めてお好みの構図を選べるようであった。

私は、皆さんと違って、画面の真ん中に水車小屋を置く構図として、背景は暗く、菖蒲園は明るく描くことにした。菖蒲園は近くの花を数個丁寧に描き、後は、菖蒲園の雰囲気が出せれば良いとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

菖蒲園、薬師池、町田市 ファブリアーノ紙  P6号  2018/06/01  (2018/06/02  加筆)

描いている途中で、写真家の老人と会話できた。数十万円はする程の望遠レンズを備えた一眼レンズカメラを持って菖蒲を映していた。彼曰く「毎年、ここに来るが1-2日来るのが遅かった。一昨日の雨か、昨日の曇り空の方が良い写真が撮れたと思う。貴方が描いている菖蒲園は太陽が一杯当たり、今日は、花ビラが垂れ下がっている。貴方の反対側は、まだ、日陰なので、ちょうど良い時期にある。」

という訳で彼が撮影していた菖蒲を撮ったのでご紹介します。帰宅後自宅で、この花を加筆して修正した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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